ギリシャ観光ブログ

アテネ観光とギリシャの島々観光について書いていきたいと思います

ケラミコス(アテネ)のおすすめレストラン

ケラミコス遺跡のあるエリアでおいしいレストランがありました。「Seychelles」というレストランです。

ケラミコス遺跡から徒歩10分くらいです。

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↑写真お借りしました

写真を撮り忘れたのですが、店の前に木があり可愛らしいお店でした。中は広めで落ち着いた感じで、道路を挟んだところにテーブルがあり外でも食べられるようでした。隣にタイレストランがありました。

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屋内は禁煙のようですが、隣の席のおじさんがたばこを吸い始めお店のお姉さんに怒られていました。なので禁煙なんだと思います。ギリシャは屋内でも喫煙できるレストランが多いので、こういったレストランはありがたいです。

まずはビール。ギリシャビールといえば、ミソス、アルファ、フィックスなどですが、こちらではほかにもいろいろ種類があり、お店の人お勧めの「ZEOS(1ℓ!!)」を注文。

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まさかのプラスティックボトル!そしておいしい!

しっかりした味でフルーティさもあり、ミソスとか薄いなと思っていたのでこういったのが飲めてうれしかったです。しかもプラボトルだし(しつこい)

お料理もとてもおいしかったです。

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こちらファヴァ(黄色豆のディップ)はイエロースプリットピーと玉ねぎを煮込んでオリーブオイルや塩コショウで味付けしたディップです。

これ日本じゃなかなか食べられないのでギリシャに行ったら試してみてはいかがでしょうか。

いくつかのお店でファヴァ(Fava)を試してみましたが、味がぼやけていたり、水っぽかったりあまり好みのものはなかったのですが、このお店のファヴァはすごくおいしかったです!

あつあつでほくほくで塩加減もちょうどよく、付け合わせのネギがまたおいしかったです。

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チーズがメニューにいっぱいあったので、こちらもお店の人のオススメの「Grilled Mastelo」を注文。マステロチーズというヒオス島のチーズで、濃厚ですが癖のないチーズがグリルされていて絶品でした。レモンをかけたほうがおいしかったです。(だからレモンが添えられているんですね)

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あとは今日のリゾットというのがあったので、聞いたところ「エビとタコのリゾット」とのこと。もちろん注文。

これ、本当においしかったんです。魚介のだしの深みとハーブがきいていて一口目に「すごくおいしい!」となったのですが、残念なことに塩気が強いんです。

おいしいから食べたいのですが、塩の主張と健康への罪悪感からもうやめようと何度も思いながら結局完食。塩辛いけどおいしかったんです。次の日むくみましたが。

もしお試しするなら「Less saltで」って言ったほうがいいかもしれません。

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最後はイワシのグリル「Grilled Sardine」。ギリシャイワシが好きです。日本だとイワシはあまり食べないのですが、ギリシャイワシは炭火でグリルされていて(そうじゃないところもあります)オリーブオイルとハーブとレモンで食べるそれは絶品です。骨から尻尾まで全部食べられます。ギリシャ人は骨を食べないのか、店の人に「骨まで食べたの?ブラボー!!」と言われました。

お会計をお願いしたところ、デザートのサービスがありました。

ギリシャのレストランはデザートのサービスをしてくれるところが多いです。

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このお店では「モザイク」というチョコレートとビスケットのお菓子でした。これもとてもおいしかったです。お腹いっぱいでしたが完食しました。

結構忙しいお店のようで、夜に行くと長く待たされることもあるようです。私は夕方5時くらいに行ってすごくすいていました。ランチや早目の夕食がおすすめです。

お店の人も親切でした。他にもいろんなメニューがあってお勧めです。

ケラミコス遺跡に行った際にいかがでしょうか。

 

Seychelles

住所 Keramikou 49, Athina 104 36

電話 21 1183 4789

営業時間10AM-2AM 休みなし(イースターはやってないかも知れません)

www.seycheles.gr

 

 

 

 

ちょっとだけシーフード

ギリシャと言えばシーフード!スブラキ?どっちも!

ギリシャはご飯がおいしくて安いので、ついついあれもこれもとなってしまいます。

そんな時にちょっとだけシーフードを食べたいという人にぴったりなところをご紹介します。

アテネのモナスティラキ駅から徒歩5分ほどのところにある「Zisis Fish in the Cone」グーグルだとあんこう料理って出てくるのはなぜだろう。

清潔感のあるお店です。

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ここはイートインとテイクアウトの両方があって、テイクアウトのメニューがお手軽な量と値段で食べることができて人気があります。

テイクアウトの人が使えるテーブルとイスも用意されているので、ビールやウゾなどと一緒に食べることもできます。

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種類は全8種類で、タラ、エビ、小エビ、フィッシュボール、イカイワシ、カタクチイワシ、sand smelt(日本名わからないです)でひとつ3.9€です。→あるVloggerさんによると2020年8月現在4.9€になったようです。コロナの影響なのか値上りしてますね。もしかしたらなますの上げ底は無くなって、量が多くなったのかもしれません。でも新鮮でとってもおいしいので試す価値はあります。

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全部揚げ物ですがカラッとしていてくどくないです。

イカとエビとイワシとカタクチイワシを食べましたが、全部おいしい!カタクチイワシ(アンチョビ)は是非食べてほしいです。

ギリシャに行ったらどこのお店でもおいしいのでアンチョビを是非試してください。

左:エビ 右:イワシ

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シーフードの下に大根(キャベツだったかな?)と人参のなますのようなものが入っていて、揚げ物なので、それがさっぱりしておいしかったです。一見すごい大きいですが、なますで上げ底になっているのでちょうどいい量です。

エビがエビフライみたいで、それについてくるちょっとピリッとしたオーロラソースみたいなのがすごくおいしかったです。ほかの魚はレモンを絞って食べます。

左:エビ 右:イカ

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もっとしっかり、ゆっくり食べたいという人はイートインもあります。サイドメニューもいろいろあって、シーフードもお皿にてんこ盛りで出てきます。揚げ物ではないシーフードもあります。

山盛りアンチョビ

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これメニューの名前サガナキだったかな?サガナキのイメージとは違いましたが、これもすごくおいしかったです。玉ねぎチャツネがチーズにとてもマッチしていました。

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何回か行きましたが、個人的にはテイクアウトで大満足です。

 

Zisis 

住所:Athinaidos 3, Athina 105 63

https://www.facebook.com/zisisfish/
 

 

 

 

トイレが使える場所inアテネ

旅行先でのトイレって気になりませんか?私だけでしょうか。

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色々な場所に旅行に行きましたが、やはり日本ほどトイレに困らないところはないのではと思います。

アテネはどうかといいますと、意外とトイレを見つけやすいところだと思います。

公衆トイレはあまり見かけませんが、カフェやレストランはもちろん、小さなチェーン店のコーヒー屋でもトイレがあります。

ただトイレのドアを開けるのにコードが必要なところがあり(特にチェーン店)何か買ってレシートに書いてあるコードをゲットする、または何も買わずに店員さんにコードだけ聞く(私はやったことないですが)という方法もあります。

↓ ギリシャの代表的なコーヒーチェーンです。あまり中心地過ぎる店舗だとトイレがないことがありますが、トイレがある店舗は案外多いので店員さんに聞いてみてください。

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ちなみにホットコーヒー(カプチーノ)は「everest」がおすすめです。アイスコーヒー(フラッペ)は「Gregory's」がおすすめです。

 

 

スーパーマーケットにもトイレがあるところが多いので、何か買うついでに行くことができます。私がアテネに行った時は、モナスティラキ駅から少し歩いたところのMitropoleos通りにある「AB」というスーパーマーケットに行きます。一階に男性用、地下に女性用があります。

ここではお手頃なギリシャ土産がみつかるのでお買い物にもお勧めです。

↓ ABの入口、こんな感じです。

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あとは、Ermou通りにある「M&S(マークスアンドスペンサー)」、イギリスのスーパーです、ここは地下(子供服売り場)にトイレがあります。ここの子供服はとてもかわいいので、行くとついつい買ってしまいます。→地下のトイレは身体障碍者用になっていて、男女用は6階のカフェに移動していました。

↓ 入口はこんな看板です。

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アクロポリスの近くでは、アクロポリス博物館が入場料なしでトイレが使えます。

セキュリティのゲートを通らないといけないのですが、ゲートを通って左方向に進むと売店、カフェ、トイレがあります。(右方向に進むとチケット売り場です)

↓ アクロポリス博物館入口

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ここの売店にはレアなものがたくさんあって、ここでしか買えないものばかりなのですごくお勧めです。あれもこれも欲しいといつも悩みます。

 

アクロポリス(パルテノン宮殿など)の入場券を買う手前にちょっと奥まっているのですが、インフォメーションがありここにも無料で使えるトイレがあります。結構キレイです。インフォメーションではアテネの情報を聞いたり、地図をもらうことができます。

住所はDionysiou Areopagitou 18-20 で、通りから奥まっているところにあります。

↓ インフォメーション入口。この柵の後ろ右側にトイレがあります。

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レストランやカフェには必ずトイレがあるので、休憩や食事の際には済ませておくのがいいのではないでしょうか。

 

ギリシャは基本的にはトイレットペーパーは流さず備え付けのごみ箱に捨てるようです。一部ホテルは流しても大丈夫なところもあるそうですが、基本的には備え付けのゴミ箱にポイです。

これ、なかなか慣れないです。

あと携帯便座クリーナーはあったほうがいいです。なければ空気椅子で。

 

トイレの話ばかりですみません。

 

スブラキ、スブラキ、スブラキ

ギリシャのファストフード、みんな大好きスブラキ。ギリシャに行ったら食べたいものの一つなんではないでしょうか。

スブラキは串に刺したお肉を焼いたもので、そのままかぶりついて食べたり、ピタパンで野菜と一緒にラップになったもので食べたりします。

種類もいろいろ、チキン、ポーク、ビーフ、ラム、ソーセージ、、、などなど。

あと、ギロスという大きなお肉が回転しながらローストされ、削ぎ切って食べるものもあります。トルコでいうとケバブとかシャワルマ?とか言われるものです。これがまたすごくおいしいんです。

しかも、何と言っても安い!スブラキラップなら2から2.5ユーロで、大食いの私が腹8分目くらいになるので、小柄な女性ならお腹いっぱいになるのではないでしょうか。

 

ということで、オススメをいくつかご紹介します。

まず王道の「サナシス(O Thanasis)」 ガイドブックに必ずと言っていいほど載っている有名なお店で、アテネに行ったら一度くらいはサナシスの前を通るのではないでしょうか。モナスティラキ駅から30秒ほど歩くとあります。

いつも観光客でいっぱいで、観光客向けなのかと侮ることなかれ、おいしいんです。ここはケバブ(牛とラムのひき肉を焼いたもの)が有名で、私はサナシスに行ったらこればっかりです。もちろんチキン、ポークやスブラキ以外のメニューもあります。

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↑ピタケバブ

お肉がぷりぷりで安定のおいしさです。スパイスの香りとほどよいラム肉の味が絶妙です。私はラム肉をそれほど好んで食べませんが、これは大好きです。テーブルにあるパプリカをたくさん振りかけてどうぞ。

 

次は「コスタス(O Kostas)」 ここはシンタグマ駅の近くにありテーブルはなく外で立って食べるか、運が良ければベンチに座れるというところです。ローカルの人と観光客が半々くらいでしょうか。お店に入ると、とても感じのいいお姉さんがオーダーをとってくれます。メニューはポークとビーフと飲み物のみ。「うちはこれだけしかやんないよ!」頑固おやじの店って感じでしょうか(勝手な想像)。

ポークを注文しました。

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これはびっくり、今まで食べたポークの中でかなり上位に食い込んできました。

脂身はほとんどないのですが、ジューシーで抜群の火の通り具合でした。ちょっと塩気がありましたが、暑い日で汗をかきながら食べていたのでちょうどよかったのかもしれません。多めに入ったフレッシュパセリがいいアクセントになってます。

いつかビーフも試してみたいです。→食べました。ポークのほうがおすすめです。

おもしろかったのが、お支払いはスブラキを受け取ってからで、ちょっと大き目な毛抜きのような挟むものでお金を受け取り、お釣りもそれで渡してくれます。お金なんか絶対素手で触らないんだから!という意気込みを感じました。

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お店の前です。先代でしょうか。笑顔が素敵です。

3時半までしか開いていないのでランチにどうぞ。

 

次はモナスティラキ駅から歩いて5分くらいのプシリ地区にある「ビフテキャ(ΤΑ ΜΠΙΦΤΕΚΙΑ)」

ここはほぼローカルのお客さんで埋め尽くされていて、わたし一見さんですけど大丈夫でしょうか?なんて躊躇しつつも入店。注文するときすごく緊張しました。列もどのように並んでるのかよくわからず、飛び交うギリシャ語もちんぷんかんぷん、逃げ出してしまいたい気持ちをこらえ、愛想の良くないおじさんが「ヤサス(こんにちは)」と言ってくれたので、つたない英語で早速注文。

口コミサイト見て食べてみたいと思っていた、チキンスブラキとお店の名前でもあるビフテキ(ハンバーグのようなもの)にポテトフライを付けてオーダー。

ここのお店はラップはなく、串焼きか串焼きをパンに挟んだもの(サンドイッチ)が食べられます。

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お金は食べた後払いで、注文したら自分のオーダーができるまでおじさんがスブラキを焼くのを眺めて待ちます。その間にお連れの人がいれば、席を取っておいてもらうのがいいです。

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炭火が食欲をそそります。

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左がチキンで、真ん中がポークで右がビフテキ。次回は是非全部頼みたいです。

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このツヤ!書いているだけでよだれが出てきました。炭火の香りとハーブやスパイスが効いたジューシーなお肉。激うま。間違いないです。あー、幸せ。来てよかったよ。絞ったレモンがポテトフライにしみて、これまた美味い。チキンの間あるピーマンもいい仕事してます。

おじさんに肉とポテトフライの乗ったお皿だけ渡されるので、フォーク、ナフキン、レモンは自分でとります。カウンターの端にパンが入ったケースがあるので、お好きなだけパンを取っていっていいようです。私はポテトとパンだと炭水化物祭りになってしまうので、控えましたが、他のお客さんたちは山盛りにパンを持って行ってました。

そして食べ終わったらレジに行ってお支払いです。

 

 

このラップじゃなくて串だけのスタイルが気に入り、他のお店も行ってみました。

モナスティラキ駅のとなりの駅、Thissioから歩いて12分くらいのところにある「エルビス(Brochettes d'Elvis)」です。

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エルビスファンなのでしょうか。あちらこちらエルビスプレスリーだらけでした。でもBGMはUKポップみたいなのがかかっていました。そこ統一しないのね。

こちらも感じのいいお姉さんがオーダーをとってくれました。

カウンターで注文とお支払いをして空いている席で待っていると、お姉さんが持ってきてくれます。

座って食べられる席が少ないので夕方くらいに行くのがいいかも知れません。

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ポークとチキンを注文。ポテトとパンは勝手についてきて、これで3.4ユーロでした。激安。

こちらも炭火で焼いていて、香ばしくておいしかったです。ここのポークのスブラキは程よく脂身のあるバラ肉で、外がカリッと中はジュっとしていてすごくおいしかったです。肉汁とレモン汁がポテトにしみておいしいです。ポテトフライにレモンってすごく合うんですね。

Thissioからちょっと歩きますが、歩く甲斐ありの一品です。

 

まだまだスブラキのお店はいっぱいありますし、どこに行ってもそんなにハズレはないと思います。

サラダがメニューにあるお店が多いので、一緒に頼むとバランスがいいかもしれませんね。おいしいスブラキをたくさん楽しんでください。

 

①O Thanasis kebab Monastiraki

https://othanasis.com/ 

Mitropoleos 69, Athina 105 55

10:30AM-12AM 休みなし

 

②O Kostas

 Pentelis 5, Athina 105 57

9:30AM-3:30PM 土日休み

 

③ΤΑ ΜΠΙΦΤΕΚΙΑ

https://gyro-restaurant-22.business.site/ 

Pl. Iroon 6, Athina 105 54

10AM-5PM 日曜休み

 

④Brochettes d'Elvis(Έλβις καλαμάκια)

Plateon 29, Athina 104 35

12PM-1AM 休みなし

 

 

9月のギリシャもオススメです

長い夏休みも今日で終わっていしまいますね。

ギリシャといえば青い空!青い海!夏!のイメージですね。

6月下旬から9月上旬くらいは、一番観光客が多く忙しい時期です。

私はちょっとシーズンを外して行くのが好きです。ギリシャは9月、10月でも気候が良くて十分楽しめます。

9月はオススメです。7月8月に比べると暑さも和らぎ、観光客は多いですがピークに比べると少なくなってきます。そして航空チケットやホテル代も安くなります(これ重要)。ですがまだまだ夏で海を十分楽しめますし、8月に夏休みで閉まっていたお店も開いています。

アテネだと9月最後の週末はアクロポリス、古代アゴラ、オリンピエイオン、ハドリヌスノの図書館、ケラミコス、ローマ時代のアゴラや国立考古学博物館の入場がタダになったりとお得です。※アクロポリス博物館は有料です。

エーゲ海の島は10月から少しずつ休業に入るところもありますが、それでもまだまだ忙しい時期です。でもホテル代は安くなってきますので、憧れのホテルに泊まるにはお勧めの時期です。

気温は9月上旬だと30度を超える日も続きますが、カラッとしているので苦にはならないです。特に朝晩は涼しく過ごせます。

中旬から下旬にかけて気温も少しずつ下がりますが、それでも日中の気温は25-30度の間くらいあります。ただ朝晩が少し肌寒く感じる日もあるので、念のため薄手のカーディガンのようなものが一枚あるといいと思います。

 

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9月下旬のサントリーニ。まだまだ暑かったです。

 

 

 

 

必見!世界最古のコンピューター「アンティキティラ島の機械」~国立考古学博物館②

世界でもまれにみる数のギリシャ芸術が集う国立考古学博物館。

アテネに行ったら是非行ってほしい場所です。

 

前回のブログのつづきです。

閉館時間も近くなり帰る前に全部見たのかな?と入口できょろきょろしていると、係のお姉さんが「メカニズム見た?」と聞いてきました。

 

「メカニズムって何?」(ポカーン)

 

お姉さん「えー!見てないの?ここへ来たら見るべきよ。」と閉館時間10分前に言われ、ダッシュで展示場所まで行きました。

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そこには錆び錆びのゼンマイが展示されていたのですが、とんでもなくすごいものだということを係の人が教えてくれました。(閉館間近なのにやさしい)

このアンティキティラ島の機械は世界最古のコンピューター(紀元前100年)といわれていて、1901年にアンティキティラの沈没船から回収されたものです。最初は天体観測に使うものと考えられ、そこまで重要なものとは思われておらず半世紀ほど放置されていました。

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それから研究が徐々に進み、1974年にレントゲンで機械の中に多くの歯車が含まれており、月、太陽、5つの惑星の動きを示していることがわかりました。そして1990年代にCTスキャンで機械に刻まれている文字が判明し、紀元前100-150年のものであることや使い方のマニュアルが書かれていることがわかりました。

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そして2008年に発表された研究によると、この機械は古代ギリシャ人にとって重要なイベント、オリンピックがいつ開催されるかわかるようにできていたそうです。

 

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実際の機械は表がこのようになっていたそうです。一番中心の丸い部分が地球で、その周りの棒の先についている小さい球体が月、太陽、惑星で側面の取っ手を回すと棒と球体が回転しそれぞれの動きがわかります。

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裏側はオリンピックの開催日や、日食や月食の日が分かるようになっています。表側の球体が日食、月食の位置にくるとカチッと止まり、裏側でその日がわかるようになっています。

またうるう年にも対応できるという、非常に高い技術で作られていたそうです。

誰が作ったかは不明だそうですが、あの偉大な天才アルキメデスの影響を受けた人物が作ったのではといわれています。

 

1901年に発見され、解明されるのに100年ほどかかったこの機械。

紀元前にギリシャのロドスからローマに行く船に乗せられていたそうですが、無事にローマに着いてこの機械が使われいたら、もしかしたら今の時代のテクノロジーはもっと違うものになっていたのかも知れません。

 

こんな小さな物が歴史を大きく変えていたかも知れませんね。

教えてくれたお姉さんありがとう。

 

閉館まで10分しか残っておらずかなり駆け足で見てしまったので、またアテネに行ったらじっくりみたいです。

 

今回ご紹介したもの以外にも数えきれないほどの作品があり、5時間近くもいたくせにまだ見れてない部屋もあります。じっくり見るなら少なくとも3時間くらいは必要かなと思います。

 

本当にオススメです!

 

 

National Archaeological Museum,

メトロビクトリア駅から徒歩8分

入場料10ユーロ(18歳以下は身分証明の提示で無料です。大人も無料になる日もあるのでここで確認してみてください)

NATIONAL ARCHAEOLOGICAL MUSEUM OF ATHENS - OFFICIAL SITE

www.namuseum.gr

 

 

 

アテネに行ったら是非行ってほしい、国立考古学博物館①

 国立考古学博物館、National Archaeological Museum,本当にお勧めです!!

 

アテネは遺跡が多く、パルテノン宮殿があるアクロポリスや、ソクラテスなどが議論を交わした古代アゴラなど見どころがいっぱいです。こういった場所は旅行プランには必ず入っていると思うんです。共通チケットに入っている場所ですし。

そしてアクロポリス博物館は外観も素敵だし、ここも皆さんプランに入ってますよね。

 

ですがせっかくアテネに行ったなら是非、国立考古学博物館へ行って下さい!

すみません、言われなくても行きますよね。

私の旅行プランにはここは入ってなくて、ガイドブックにも載ってるし行ってみようかな、くらいの気持ちでした。

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その地味な外観に全く期待せず入ったのですが、そのコレクションのすごさに圧巻され、気づけば閉館まで5時間近くいました。お腹すいてるのも忘れてました。

 

ギリシャ全土からの出土品が展示されているのですが、その数と保存状態の良さ、そして考えられないくらい昔の古代ギリシャの品々が目の前にある、ということに驚きと感動の連続でした。

 

入口に入って左側に入場券を買う窓口がこれまた地味にあります。

チケットは10ユーロです(18歳以下は身分証の提示で無料、大人も無料になる日があるのでこちらで確認してください)

写真撮影はOKですが、フラッシュやビデオはダメです。

像の前でポーズをとって写真を撮るのはダメなようです。注意されてる人がいました。ポーズなしは何も言われてなかったので大丈夫だと思います。ゼウスの前でポーズをとりたくなる気持ちはよくわかります!

 

入口が正面、左右に3つあり、それぞれに係員の人が立っているのでチケットを見せます。正面から入っていきます。

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入ったらいきなり黄金のマスクが輝いています!

ミケーネ文明(紀元前1600-1100年)の頃の王族のもので紀元前1500年ころのものです。

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金の装飾品いっぱいです。心奪われています。

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これもミケーネ文明の時のものですが、服を止めるピンです。

もう今のピンと変わりないことに驚きです。

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「馬上の少年像」アルテミオン沖の海底で見つかったそうで紀元前140年のものです。

すごく迫力がありました。2150年前に作られたものが、よくこんなきれいな状態でしかも海底から発見されたもんだな。驚きです。

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こちらは主にオリーブ油を貯蔵するための陶器で紀元前420-410年のものです。

紀元前420年にこんな美しい人たちがいたんですね。少女漫画に出てきそうでちょっとウットリしてしまいました。

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ヴィーナス誕生!

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美と愛の女神、アフロディーテ。こちらの像はローマで紀元2世紀に複製されたものでオリジナルは紀元前4世紀とのことです。

ただただ美しいです。

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 アフロディーテの子供、エロスの像。眠っています。ムチムチしていてかわいいです。後ろに回るとちゃんと羽もあります。紀元2世紀のものです。

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古代神話において香水は神々にとって重要なものであったそうです。

古代のギリシャの人たちも美を保つために香水を使用していたようで、地域によってその香りも違ったようです。採れるハーブが違うからでしょうか。おもしろいですね。

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こちらは実際に古代のレシピに基づいて作られたもので、においを体験できます。

かすかなバラの香りがしてとてもいいにおいでした。古代ギリシャ人の女性って(男性もかな?)いい香りがしてたんですね。

ギリシャナチュラルコスメブランド「KORRES(コレス)」が作成したそうです。たしかにコレスの化粧品ってバラがよく使われているような。

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こちらが今回私が見た中で一番古いものでした。

この右側にある像、尼僧とその他女性の像です。紀元前6500-5800年のものです。8500年も前のものを目の前で見ることができました。

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キクラデス文明の時代の大理石の像です。紀元前2800-2300年。

とても抽象的です。

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ギリシャ彫刻といえばこのような、動きを感じさせる躍動感のあるものが特徴的ですね。

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ゼウスかポセイドンの銅像です。

アルテミオンの海底から見つかったもので、紀元前460年のものです。ゼウスかポセイドンかということが論議されているようですが、ゼウスの可能性のほうが高いそうです。どっちなんでしょうか。近くにあるゼウスやポセイドンの像と比べてみるのも楽しいです。

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この大きさ、貫禄あります。やはりゼウスでしょうか。

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こちらローマ時代の彫刻です。ちょっと印象がちがいますね。

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 アリストテレスです。

 

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 ミロス島で発見された海の神ポセイドンの像です。紀元前125-100年。ポセイドンの手にはΨ←こういうのが握られていたと考えられています。

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アフロディーテとエロス、牧羊神パンの像。紀元前100年。

アフロディーテに言い寄るパンをサンダルで追い払おうとしている像です。エロスもパンの角をつかんでアフロディーテの援護をしています。アフロディーテもエロスも楽しそうに見えます。

 

本当にどれもが素晴らしい作品でしたが、私がいち推しなのはアンティキティラ島の機械」です!これ必見です。

 

長くなったので次に書きます。