ギリシャのファストフード、みんな大好きスブラキ。ギリシャに行ったら食べたいものの一つなんではないでしょうか。
スブラキは串に刺したお肉を焼いたもので、そのままかぶりついて食べたり、ピタパンで野菜と一緒にラップになったもので食べたりします。
種類もいろいろ、チキン、ポーク、ビーフ、ラム、ソーセージ、、、などなど。
あと、ギロスという大きなお肉が回転しながらローストされ、削ぎ切って食べるものもあります。トルコでいうとケバブとかシャワルマ?とか言われるものです。これがまたすごくおいしいんです。
しかも、何と言っても安い!スブラキラップなら2から2.5ユーロで、大食いの私が腹8分目くらいになるので、小柄な女性ならお腹いっぱいになるのではないでしょうか。
ということで、オススメをいくつかご紹介します。
まず王道の「サナシス(O Thanasis)」 ガイドブックに必ずと言っていいほど載っている有名なお店で、アテネに行ったら一度くらいはサナシスの前を通るのではないでしょうか。モナスティラキ駅から30秒ほど歩くとあります。
いつも観光客でいっぱいで、観光客向けなのかと侮ることなかれ、おいしいんです。ここはケバブ(牛とラムのひき肉を焼いたもの)が有名で、私はサナシスに行ったらこればっかりです。もちろんチキン、ポークやスブラキ以外のメニューもあります。
↑ピタケバブ
お肉がぷりぷりで安定のおいしさです。スパイスの香りとほどよいラム肉の味が絶妙です。私はラム肉をそれほど好んで食べませんが、これは大好きです。テーブルにあるパプリカをたくさん振りかけてどうぞ。
次は「コスタス(O Kostas)」 ここはシンタグマ駅の近くにありテーブルはなく外で立って食べるか、運が良ければベンチに座れるというところです。ローカルの人と観光客が半々くらいでしょうか。お店に入ると、とても感じのいいお姉さんがオーダーをとってくれます。メニューはポークとビーフと飲み物のみ。「うちはこれだけしかやんないよ!」頑固おやじの店って感じでしょうか(勝手な想像)。
ポークを注文しました。
これはびっくり、今まで食べたポークの中でかなり上位に食い込んできました。
脂身はほとんどないのですが、ジューシーで抜群の火の通り具合でした。ちょっと塩気がありましたが、暑い日で汗をかきながら食べていたのでちょうどよかったのかもしれません。多めに入ったフレッシュパセリがいいアクセントになってます。
いつかビーフも試してみたいです。→食べました。ポークのほうがおすすめです。
おもしろかったのが、お支払いはスブラキを受け取ってからで、ちょっと大き目な毛抜きのような挟むものでお金を受け取り、お釣りもそれで渡してくれます。お金なんか絶対素手で触らないんだから!という意気込みを感じました。
お店の前です。先代でしょうか。笑顔が素敵です。
3時半までしか開いていないのでランチにどうぞ。
次はモナスティラキ駅から歩いて5分くらいのプシリ地区にある「ビフテキャ(ΤΑ ΜΠΙΦΤΕΚΙΑ)」
ここはほぼローカルのお客さんで埋め尽くされていて、わたし一見さんですけど大丈夫でしょうか?なんて躊躇しつつも入店。注文するときすごく緊張しました。列もどのように並んでるのかよくわからず、飛び交うギリシャ語もちんぷんかんぷん、逃げ出してしまいたい気持ちをこらえ、愛想の良くないおじさんが「ヤサス(こんにちは)」と言ってくれたので、つたない英語で早速注文。
口コミサイト見て食べてみたいと思っていた、チキンスブラキとお店の名前でもあるビフテキ(ハンバーグのようなもの)にポテトフライを付けてオーダー。
ここのお店はラップはなく、串焼きか串焼きをパンに挟んだもの(サンドイッチ)が食べられます。
お金は食べた後払いで、注文したら自分のオーダーができるまでおじさんがスブラキを焼くのを眺めて待ちます。その間にお連れの人がいれば、席を取っておいてもらうのがいいです。
炭火が食欲をそそります。
左がチキンで、真ん中がポークで右がビフテキ。次回は是非全部頼みたいです。
このツヤ!書いているだけでよだれが出てきました。炭火の香りとハーブやスパイスが効いたジューシーなお肉。激うま。間違いないです。あー、幸せ。来てよかったよ。絞ったレモンがポテトフライにしみて、これまた美味い。チキンの間あるピーマンもいい仕事してます。
おじさんに肉とポテトフライの乗ったお皿だけ渡されるので、フォーク、ナフキン、レモンは自分でとります。カウンターの端にパンが入ったケースがあるので、お好きなだけパンを取っていっていいようです。私はポテトとパンだと炭水化物祭りになってしまうので、控えましたが、他のお客さんたちは山盛りにパンを持って行ってました。
そして食べ終わったらレジに行ってお支払いです。
このラップじゃなくて串だけのスタイルが気に入り、他のお店も行ってみました。
モナスティラキ駅のとなりの駅、Thissioから歩いて12分くらいのところにある「エルビス(Brochettes d'Elvis)」です。
エルビスファンなのでしょうか。あちらこちらエルビスプレスリーだらけでした。でもBGMはUKポップみたいなのがかかっていました。そこ統一しないのね。
こちらも感じのいいお姉さんがオーダーをとってくれました。
カウンターで注文とお支払いをして空いている席で待っていると、お姉さんが持ってきてくれます。
座って食べられる席が少ないので夕方くらいに行くのがいいかも知れません。
ポークとチキンを注文。ポテトとパンは勝手についてきて、これで3.4ユーロでした。激安。
こちらも炭火で焼いていて、香ばしくておいしかったです。ここのポークのスブラキは程よく脂身のあるバラ肉で、外がカリッと中はジュっとしていてすごくおいしかったです。肉汁とレモン汁がポテトにしみておいしいです。ポテトフライにレモンってすごく合うんですね。
Thissioからちょっと歩きますが、歩く甲斐ありの一品です。
まだまだスブラキのお店はいっぱいありますし、どこに行ってもそんなにハズレはないと思います。
サラダがメニューにあるお店が多いので、一緒に頼むとバランスがいいかもしれませんね。おいしいスブラキをたくさん楽しんでください。
Mitropoleos 69, Athina 105 55
10:30AM-12AM 休みなし
②O Kostas
Pentelis 5, Athina 105 57
9:30AM-3:30PM 土日休み
③ΤΑ ΜΠΙΦΤΕΚΙΑ
https://gyro-restaurant-22.business.site/
Pl. Iroon 6, Athina 105 54
10AM-5PM 日曜休み
④Brochettes d'Elvis(Έλβις καλαμάκια)
Plateon 29, Athina 104 35
12PM-1AM 休みなし